リアライズ~本当の自分に氣づく~
誰かを心から愛したとき――
その相手に**「自分は大切にされていない」**と感じる瞬間ほど、つらく苦しいものはありません。
期待していた言葉が返ってこない。大事にしているのに、軽く扱われる。連絡が来ない、雑に扱われる、気持ちが伝わらない……。
そんなとき、心の奥深くにある「私は愛されていないのかもしれない」という恐れがむくむくと膨らみ、
自分の価値までもが揺らいでしまうことがあります。
でも、どうか知っていてください。
あなたの存在価値は、誰かからどう扱われたかで決まるものではありません。
このページでは、愛する人から大切にされていないと感じて傷ついたあなたの心が、少しでも軽くなるように、
心理的な視点と、心が癒えるためのやさしいヒントをお届けします。
まず最初に伝えたいのは、
あなたが「大切にされていない」と感じて傷ついたということは、
それだけあなたが愛に対して誠実で、心から誰かを大切にしようと努力してきた証だということです。
自分の時間やエネルギー、気遣いや優しさを注いできたのに、
その想いが相手に届いていないように感じる――そのときの心の痛みは本当に深く、そして鋭いものです。
ですがその痛みは、あなたが人に愛を注ぐ力があるという何よりの証明。
傷ついた自分を責めないであげてください。
愛する人に冷たくされたり、軽んじられるような言動をされたとき、
私たちはつい「私が悪かったのかな」「私に価値がないから?」と思ってしまいがちです。
けれど、それは誤解です。
誰かの態度や言動は、その人自身の心の状態や価値観の反映であって、
あなたの価値とはまったく関係がありません。
・相手が自分のことでいっぱいいっぱいだった
・感情の扱い方が未熟だった
・愛されることに慣れていなかった
そんな理由で、人は時に、大切な相手を傷つけてしまうことがあります。
あなたが粗末にされたからといって、あなた自身が“粗末な存在”なわけではないのです。
「もっと大事にしてほしかった」
「ちゃんと私を見てほしかった」
「私だって、愛されたかった」――
その本音に気づくことが、あなたの心を癒す第一歩になります。
私たちは時に、
「こんな気持ちを抱くなんて未熟だ」
「依存的になってはいけない」
「相手を責めちゃいけない」
と、自分の素直な感情を抑え込んでしまいがちです。
でも、心の声を無視し続けると、ますます苦しくなっていきます。
心の奥底から聞こえる「寂しかった」「悲しかった」「傷ついた」という声に、
まずはあなた自身が耳を傾けてあげましょう。
傷ついたとき、必要なのは「誰かに大切にされること」ではありません。
まずは、あなた自身があなたを大切にしてあげることです。
・「私の気持ちは間違っていなかったよ」と認める
・「つらかったね」と、静かに自分に声をかけてあげる
・しっかり寝る、栄養を摂る、身体を休める
・誰にも気を遣わず、安心して泣ける場所を作る
そんなふうに、心と身体をケアする「セルフケア」の時間をぜひ意識して作ってみてください。
人は、自分に優しくされることで、他人の言動に振り回されなくなっていきます。
心の回復は、外からの評価ではなく、内側からの安心感によって始まるのです。
愛されていないと感じたとき、
「私がもっと可愛くしていれば…」
「私が重くなりすぎたからかな…」と、自分を責めてしまうことがあります。
けれど、人間関係は一人ではつくれません。
どんなにあなたが努力しても、相手に受け取る余裕がなければ、関係はうまくいきません。
恋愛に限らず、親子でも、友人でも、どちらか一方だけが我慢していたら、関係は苦しくなるばかり。
「私が悪かったのかも」という思考の癖は、あなたの優しさから生まれたものかもしれませんが、
その優しさが自分自身を追い詰めてしまうなら、少しずつ手放していきましょう。
大切にされていないと感じてつらくなる関係は、
どこかで「我慢」や「無理」が続いていたのかもしれません。
・言いたいことを我慢していた
・嫌われないように、自分を押し殺していた
・自分ばかりが歩み寄っていた
でも、本当に愛がある関係とは、お互いが自然体でいられることです。
あなたが無理をしなくても、頑張らなくても、
ただ「そこにいるだけで大切にされる」ような関係性は、必ず存在します。
今あなたが傷ついたのは、
その「無理をしない関係」に向かうためのステップだったのかもしれません。
大切にされていないと感じたときこそ、心にこう語りかけてください。
「私は、もっと愛されていい存在」
「私は、大切にされる価値がある」
「私は、存在しているだけで、尊い存在」
そう言い聞かせても、最初は実感できないかもしれません。
でも、毎日少しずつでもいいのです。
声に出して、自分の耳で聞かせてあげてください。
それがあなたの心を、少しずつ回復へと導いていきます。
最後にもう一つ、あなたに伝えたいことがあります。
愛されたいと願う気持ちは、決して弱さではありません。
むしろ、愛を求める心は、あなたが人を信じようとした証。
誰かを愛そうとした証。
そして、自分も愛されたいと願う人間らしさの現れです。
そのやさしさを、どうか否定しないでください。
そして、「傷ついたけど、立ち上がろうとしている自分」を抱きしめてあげてください。
あなたの心は、時間とともに少しずつ癒えていきます。
そして、もっと安心できる場所へ、あなた自身を連れて行ってあげることができるのです。
誰かの愛が得られなかったとしても、
それはあなたの価値を決めるものではありません。
あなたは、あなた自身を大切にしていい。
あなたは、あなた自身を幸せにしていい。
どうか今日、ほんの少しでも、自分にやさしくしてあげてください。
それが、あなたの心が癒されていく一歩になります。
静かな場所で深呼吸をして、今の気持ちに優しく意識を向けてみてください。
胸がどんなふうに痛む?
どんな言葉が心に浮かぶ?
涙が出てくるのは、どんな気持ちの奥から?
→「そうだよね、悲しかったよね」と、誰よりも自分が自分の味方になってください。
目を閉じて、心の中に【小さな自分】を思い浮かべてください。
誰かに「大切にされなかった」と感じた瞬間にいる、小さなあなた。
今、その子はどんな表情をしていますか?
その子に、どんな言葉をかけてあげたいですか?
🧸 例:「大切にされないことに慣れなくていいよ」「あなたは、愛されていい存在だよ」
両手を胸の上において、深くゆっくりと呼吸します。
息を吸うたびに「わたしは愛されていい」と心の中で唱えてみてください。
息を吐くたびに「悲しみを手放していく」とイメージします。
🌸自分の心に「安心」を送り込む呼吸を、5分ほど繰り返してみてください。
以下のような「癒しのフレーズ」を、自分自身に向けて書いてみましょう:
私は、大切にされる価値のある存在です
私は、誰かの都合に合わせて生きる必要はありません
私は、安心できる関係を選ぶ力を持っています
私は、私の心をいちばん大切にしてあげます
鏡を見て、優しいまなざしで自分に微笑みかけてください。
そしてこうつぶやきます:
「大丈夫。ちゃんと癒してあげるからね」
「わたしは、わたしを大事にする」
音楽: ピアノやシンギングボウルなどのヒーリングミュージック
香り: ラベンダー、ローズ、ゼラニウム(安心感をもたらします)
お守りフレーズ:
「わたしの価値は、誰かの態度では決まらない」
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