リアライズ~本当の自分に氣づく~
今回は、こんな気持ちを抱えているあなたに向けて書いています。
「自分には何の取り柄もない」
「誰かの役に立てない私は価値がない」
「頑張っても認めてもらえない」
「周りと比べてばかりで、劣等感が消えない」
そんなふうに、自分の存在価値を見失ってしまうことはありませんか?
私もかつて、「がんばらないとダメな自分」ばかり見ていました。
心の奥で「ただ存在するだけの私に価値なんてない」と、
静かに自分を否定し続けていたのです。
でも――
今ならはっきり言えます。
あなたは、「何もしていない時」でさえ、かけがえのない価値を持っています。
そのことを、ゆっくり一緒に思い出していきましょう。
私たちは小さな頃から、
良い成績を取ること
周りに迷惑をかけないこと
空気を読んで行動すること
頑張ること・役に立つこと
そういった「条件つきの価値」で評価される社会の中で育ってきました。
知らないうちに、「頑張って役に立たなければ、私は愛されない」と思い込んでしまうんです。
だからこそ、
何もしていない時の自分
落ち込んで何もできない時の自分
誰かに甘えたいと思ってしまう自分
そういう「弱い自分」を見た時に、無意識に否定してしまうのです。
でも、それって本当に真実でしょうか?
花が咲くのに理由はいりません。
赤ちゃんが愛されるのに、特別な実績はいりません。
あなたも本来、「ただ存在するだけ」で愛される価値がある存在なのです。
何かができるから価値があるんじゃなくて、
存在そのものが奇跡で、あなたは最初から「大切なひとり」です。
一緒に自己価値を認めることをやっていきましょう。
自己価値を他人の言葉や成果でしか感じられないと、
認めてもらえないと不安になる
評価されないと落ち込む
承認欲求に振り回される
という状態になりがちです。
でも、自分の中に「私は私で価値がある」という感覚が育っていると、
外の声に左右されず、心の軸を保ったまま生きられるようになります。
多くの人は「もっと頑張らないと、私は愛されない」と思い込んでいます。
でも、自己価値を認めるとは、
「頑張らなくても、今のままで私は十分愛される」
という感覚を取り戻すこと。
それがあると、無理に人に合わせたり、期待に応えようとしすぎる生き方から
少しずつ解放されていきます。
「自分には価値がある」と思えると、心に余白ができます。
その余白が、
「私は本当はどうしたい?」
「何を選んだら幸せを感じられる?」
という**“本当の望み”に耳を傾ける余裕**を生み出します。
つまり、自己価値を認めることは、本来の願いを叶える土台なのです。
自分の価値を感じられない時、人は苦しみに引きずられやすくなります。
でも、「どんな時でも、私は価値がある」と感じられると、
ネガティブな感情が湧いても、それに自分を乗っ取られない
自分の感情を見つめ、癒し、回復させる力が育つ
つまり、**心の回復力(レジリエンス)**が強くなります。
人間関係、仕事、夢の実現、パートナーシップ……
すべてに共通する鍵は「自己価値の感覚」です。
自己価値を認めている人は、
自分に合わないものを手放すことができ
自分にふさわしい場所や人とつながり
自分らしく安心して進んでいける
ようになります。
どんな自分でも、自分とつながっていられる心の基盤を育てること。
外の出来事に揺さぶられても、
人生に迷ったとしても、
「私は価値ある存在だ」という感覚があれば、
何度でも立ち上がり、進んでいくことができます。
まずは、「自分を責める心の声」に気づくことから始めましょう。
たとえば…
「どうして私ってこんなにダメなんだろう」
「またミスしちゃった。私ってほんとに役立たず」
「周りはうまくいってるのに、私だけ…」
そういう思考が浮かんだら、否定せずこうつぶやいてみてください。
「ああ、私は今、がんばりすぎてるんだな」
「誰かの期待に応えようとして、苦しくなってるんだな」
気づいてあげるだけで、心は少しずつほぐれていきます。
鏡に向かって、あるいは手帳にこう書いてみてください。
「何ができなくても、私は価値がある」
「がんばっていないときの私も、まるごと大切な存在」
「私には、存在するだけで世界に必要な役割がある」
最初は信じられないかもしれません。
でも、大切なのは「繰り返し伝えてあげること」です。
あなたの内側に、少しずつ優しい言葉が届いていきます。
傷ついた小さな自分(インナーチャイルド)に
こう話しかけてみてください。
「ずっと、ひとりでがんばってくれてたんだね」
「無理させてごめんね。もう、がんばらなくていいよ」
「どんなあなたも、私はちゃんと見てるよ」
自分を否定せずに見てあげる。
それが「自己価値を思い出す」という、最初の優しい一歩です。
心がしんどいとき、誰よりも自分が自分を責めてしまう。
それって、とても苦しいことです。
でも、この記事をここまで読んでくれているあなたには、
もう希望の種があると私は思っています。
今ここにいるだけで、あなたには意味がある。
あなたの存在が、この世界にとって必要です。
どうか、そのことを思い出してほしい。
そして、あなたのペースで、自分の価値に気づいていってくださいね。
あなたは、ずっと、愛されていて大丈夫です。
もし今、
「どうせ私なんて…」
「このままじゃダメなのはわかってるけど、どうしたらいいのかわからない」
そんな思いがぐるぐるしていたら——
少しだけ、勇気を出して話してみませんか?
あなたの気持ちにじっくりと寄り添いながら、
「本当のあなた自身に還る」お手伝いをさせていただきます。
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