―自己価値を見失ったときに思い出してほしいこと―
今回は、こんな気持ちを抱えているあなたに向けて書いています。
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「自分には何の取り柄もない」
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「誰かの役に立てない私は価値がない」
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「頑張っても認めてもらえない」
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「周りと比べてばかりで、劣等感が消えない」
そんなふうに、自分の存在価値を見失ってしまうことはありませんか?
私もかつて、「がんばらないとダメな自分」ばかり見ていました。
心の奥で「ただ存在するだけの私に価値なんてない」と、
静かに自分を否定し続けていたのです。
でも――
今ならはっきり言えます。
あなたは、「何もしていない時」でさえ、かけがえのない価値を持っています。
そのことを、ゆっくり一緒に思い出していきましょう。
「価値がない」と感じてしまうのは、あなたのせいではない
私たちは小さな頃から、
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良い成績を取ること
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周りに迷惑をかけないこと
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空気を読んで行動すること
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頑張ること・役に立つこと
そういった「条件つきの価値」で評価される社会の中で育ってきました。
知らないうちに、「頑張って役に立たなければ、私は愛されない」と思い込んでしまうんです。
だからこそ、
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何もしていない時の自分
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落ち込んで何もできない時の自分
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誰かに甘えたいと思ってしまう自分
そういう「弱い自分」を見た時に、無意識に否定してしまうのです。
でも、それって本当に真実でしょうか?
あなたの存在には、最初から「理由のない価値」がある
花が咲くのに理由はいりません。
赤ちゃんが愛されるのに、特別な実績はいりません。
あなたも本来、「ただ存在するだけ」で愛される価値がある存在なのです。
何かができるから価値があるんじゃなくて、
存在そのものが奇跡で、あなたは最初から「大切なひとり」です。
一緒に自己価値を認めることをやっていきましょう。
🌿 なぜ「自己価値を認めること」が大切なのか
① 外の評価に振り回されなくなるから
自己価値を他人の言葉や成果でしか感じられないと、
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認めてもらえないと不安になる
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評価されないと落ち込む
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承認欲求に振り回される
という状態になりがちです。
でも、自分の中に「私は私で価値がある」という感覚が育っていると、
外の声に左右されず、心の軸を保ったまま生きられるようになります。
② 無理をしなくても愛されるとわかるから
多くの人は「もっと頑張らないと、私は愛されない」と思い込んでいます。
でも、自己価値を認めるとは、
「頑張らなくても、今のままで私は十分愛される」
という感覚を取り戻すこと。
それがあると、無理に人に合わせたり、期待に応えようとしすぎる生き方から
少しずつ解放されていきます。
③ 本当の願いに気づき、行動できるようになるから
「自分には価値がある」と思えると、心に余白ができます。
その余白が、
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「私は本当はどうしたい?」
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「何を選んだら幸せを感じられる?」
という**“本当の望み”に耳を傾ける余裕**を生み出します。
つまり、自己価値を認めることは、本来の願いを叶える土台なのです。
④ 苦しみや感情に飲み込まれず、整える力が育つから
自分の価値を感じられない時、人は苦しみに引きずられやすくなります。
でも、「どんな時でも、私は価値がある」と感じられると、
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ネガティブな感情が湧いても、それに自分を乗っ取られない
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自分の感情を見つめ、癒し、回復させる力が育つ
つまり、**心の回復力(レジリエンス)**が強くなります。
⑤ すべての土台は「自己価値」だから
人間関係、仕事、夢の実現、パートナーシップ……
すべてに共通する鍵は「自己価値の感覚」です。
自己価値を認めている人は、
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自分に合わないものを手放すことができ
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自分にふさわしい場所や人とつながり
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自分らしく安心して進んでいける
ようになります。
💡「自己価値を認める」ことは、
どんな自分でも、自分とつながっていられる心の基盤を育てること。
外の出来事に揺さぶられても、
人生に迷ったとしても、
「私は価値ある存在だ」という感覚があれば、
何度でも立ち上がり、進んでいくことができます。
自己価値を取り戻す3つのステップ
① 自分を否定している心の声に気づく
まずは、「自分を責める心の声」に気づくことから始めましょう。
たとえば…
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「どうして私ってこんなにダメなんだろう」
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「またミスしちゃった。私ってほんとに役立たず」
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「周りはうまくいってるのに、私だけ…」
そういう思考が浮かんだら、否定せずこうつぶやいてみてください。
「ああ、私は今、がんばりすぎてるんだな」
「誰かの期待に応えようとして、苦しくなってるんだな」
気づいてあげるだけで、心は少しずつほぐれていきます。
② 「今のままでも価値がある」と何度でも伝えてあげる
鏡に向かって、あるいは手帳にこう書いてみてください。
「何ができなくても、私は価値がある」
「がんばっていないときの私も、まるごと大切な存在」
「私には、存在するだけで世界に必要な役割がある」
最初は信じられないかもしれません。
でも、大切なのは「繰り返し伝えてあげること」です。
あなたの内側に、少しずつ優しい言葉が届いていきます。
③ 小さな自分を「まるごと」抱きしめる
傷ついた小さな自分(インナーチャイルド)に
こう話しかけてみてください。
「ずっと、ひとりでがんばってくれてたんだね」
「無理させてごめんね。もう、がんばらなくていいよ」
「どんなあなたも、私はちゃんと見てるよ」
自分を否定せずに見てあげる。
それが「自己価値を思い出す」という、最初の優しい一歩です。
最後に:あなたはすでに「愛の中」にいる
心がしんどいとき、誰よりも自分が自分を責めてしまう。
それって、とても苦しいことです。
でも、この記事をここまで読んでくれているあなたには、
もう希望の種があると私は思っています。
今ここにいるだけで、あなたには意味がある。
あなたの存在が、この世界にとって必要です。
どうか、そのことを思い出してほしい。
そして、あなたのペースで、自分の価値に気づいていってくださいね。
あなたは、ずっと、愛されていて大丈夫です。
🌱 一人で抱え込まず、話してみませんか?
もし今、
「どうせ私なんて…」
「このままじゃダメなのはわかってるけど、どうしたらいいのかわからない」
そんな思いがぐるぐるしていたら——
少しだけ、勇気を出して話してみませんか?
あなたの気持ちにじっくりと寄り添いながら、
「本当のあなた自身に還る」お手伝いをさせていただきます。

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